頭の形外来
Helmet therapy
赤ちゃんの頭の形が
気になる方へ

「病気ではないのか」「将来、見た目や発達に影響が残らないか」「後から後悔しないために、今できることはないか」。その不安にしっかり向き合い、医師が病気を否定した上で、必要に応じてヘルメット治療までご家族と一緒に考える。それが当院の頭の形外来です。
ヘルメット療法には
タイムリミットがある?
ヘルメット療法は、開始する時期によって効果や治療期間に差が出ることが知られています。一般的には、生後6か月より前に治療を開始した方が、生後6か月以降に始めた場合よりも、より短期間で、より大きな改善が得られやすいとされています。
治療開始が遅くなるほど、治療期間が長くなったり、改善の程度が限定的になる傾向があります。そのため、標準的には生後3〜4ヶ月頃に治療を開始することが多く、治療期間は平均4ヶ月(2〜6ヶ月・個人差があります) が目安とされています。なお、初診のタイミングとしては生後2~3か月頃が最もおすすめです。この時期であれば、治療が必要かどうかを含めて、選択肢を十分に検討することができます。
1歳を過ぎると、ヘルメット療法による改善効果は期待しづらくなるとされています。現在の月齢でヘルメット療法が選択肢になるかどうかは、頭の形外来での診察で確認できます。
当院の頭の形外来
3つの特徴
1病気をしっかり否定する安心
最近は「病気を検索しない」施設も増えていますが、当院では必要に応じて提携医療機関に紹介し、レントゲンなどの画像検査を行って頭蓋縫合早期癒合症などの病気をきちんと否定します。
2公平な情報提供
治療の必要性や選択肢をご説明し、ご家族のご希望を踏まえて方針を検討します。患者様が最も良い意思決定をできるよう、偏らないフラットな情報をお伝えし、ご家族が納得して選べるようサポートします。
3必ず医師が診察
スタッフによる初期評価ではなく、すべて医師が診察します。診断から適応判断、治療方針まで、医学的根拠に基づいてご説明します。
頭の形外来の対象
| 対象年齢 | どの年齢でも可能です。 |
|---|---|
| 治療開始の目安 | 生後3〜4ヶ月頃 |
| 適応になるケース | 斜頭症(頭の歪み・左右差)、短頭症(後頭部が平ら/絶壁)など。程度によって適応は異なります。 |
| 非適応 | 軽症の斜頭症、頭蓋縫合早期癒合症(高次医療機関での対応が必要)など。 |
診療の流れ
(頭の形外来)
当院の頭の形外来は完全予約制です。安心してご来院いただくための流れと条件を、以下のように整理しています。
- STEP1予約
- まず、公式LINEから頭の形外来をご予約ください。
頭の形外来は完全予約制になります。 - STEP2初診相談・問診・情報収集
- 事前にWeb問診票をご記入いただきます。
既に他院で撮影された頭の写真や検査結果があればご持参ください。
他院で気になる所見があれば、それも共有していただけると診断精度が上がります。 - STEP3医師による診察 +
3Dスキャン計測の判断 - 医師が対面で頭の形を観察し、頭蓋縫合早期癒合症など病的条件の有無を評価します。
必要と判断された場合、3Dカメラによる頭部スキャンを行います(スキャンは被曝しません)。
初診でスキャンを行った場合、その結果説明は翌日以降の診察で行います(初診以外は平日3営業日以降での結果説明が目安になります)。 - STEP4追加検査の判断・紹介
(レントゲン等) - 病気が疑われる場合は、連携医療機関でのレントゲン撮影をご案内することがあります。
レントゲン撮影を行うかどうかは、紹介先の医師の判断となります。 - STEP5結果説明と適応判断
- 病的変形がない場合でも、斜頭症・短頭症と判断されたら、ヘルメット治療または理学療法等の方針を、ご家族とともに検討します。
押しつけることはせず、選択肢を丁寧に提示します。 - STEP6ヘルメット治療の発注・受け取り
- ヘルメット適応と診断された場合、装着希望があれば発注手続きを行います。
ヘルメットの制作には通常約10日かかります。
出来上がり次第、クリニックにて装着方法や注意点の説明を行います。 - STEP7装着後のフォロー・経過観察
- 初期装着後は月1回・4回程度(治療期間によります)受診をしていただき、頭部スキャンにて経過観察を行います。
装着期間や治療終了の時期は、個別の改善状況を見て判断します。 - STEP8治療中の対応
- サイズアウト・破損・変化が見られた場合は、追加のヘルメット作成や調整が必要になることがあります。
- STEP9終了後の観察
- 装着が終了しても、状況に応じて定期的な観察を継続することがあります。
注意事項・制約
以下は、頭の形外来(ヘルメット治療含む)をご利用いただくにあたり、あらかじめご理解いただきたい点です。診療の質と安全性、そしてご家族の選択を尊重するためのガイドラインとして記載しています。
ヘルメット装着には適応があります
全ての赤ちゃんに対してヘルメット治療が適応になるわけではありません。頭の形や歪みの程度、成長パターンなどにより、装着の適応外になることもあります。
頭の形外来は完全予約制です
当院の頭の形外来は完全予約制で運用しております。事前のご予約をお願いいたします。
効果に限界があります
ヘルメット治療は万能ではなく、必ず完全に正常化するとは限りません。改善率や変化には個人差があります。
病気の否定=保険診療、治療=自由診療
初診から、病気の診断がつく、または病気が否定されるまでは保険診療です。ヘルメット治療は自由診療(保険適用外)です。
調整や中止の可能性
治療中に皮膚トラブル(発赤、水疱、かぶれなど)が起きた場合や、頭蓋縫合異常が明らかになった場合には、装着を一時中止または治療方針を見直すことがあります。
装着時間・管理の注意
1日21〜23時間の装着を推奨ですが、無理をしすぎないよう、赤みや痛みが出た場合には脱着・休憩を検討していただき、速やかにご相談ください。
完全な保証はできません
治療結果や形状改善には限界があり、正常化をお約束するものではございません。
ヘルメット治療の費用・お支払いについて
- ヘルメット治療は自由診療(保険適用外)です。
- ヘルメット治療の費用は440,000円(税込)。ヘルメットの発注時に一括でお支払い。治療中の調整や診察に追加費用はかかりません。
- お支払いは現金またはクレジットカードに対応しています。
治療の効果
(症例のご紹介)
ヘルメット治療による効果には個人差がありますが、実際の変化をイメージしていただくために、治療前後の症例写真(Before→After)をご紹介します。


| 種類 | ヘルメット治療 |
|---|---|
| 費用 | 440,000円(税込) ※ヘルメットの発注時に一括でお支払い。治療中の調整や診察に追加費用はかかりません。 |
| 装着時間 | 1日21~23時間の装着を推奨 |
| 治療期間 | 開始時期や程度にもよりますが、平均4ヶ月(2〜6ヶ月・個人差があります)が標準的な装着期間になります。 |
| リスク・副作用 | 皮膚の赤み・かぶれ、汗によるトラブルが起こることがあります。 装着時間を確保する負担があり、効果には個人差があります。 |
注意事項
- 症例写真は、保護者の方にご承諾をいただいた上で掲載しています。
- すべての赤ちゃんに同じ効果が得られるわけではありません。
ご準備いただくもの
頭の形外来を受診される際に、ご持参いただきたいものをまとめました。忘れずにお持ちいただくことで、診療がスムーズに進み、より正確な評価につながります。
保険証(必須)
病気の診断がつく、または病気が否定されるまでは保険診療ですので保険証を必ずご持参ください。
ヘルメット治療は自由診療(保険適用外)です。
医療証(必須)
お住まいの自治体で交付されている医療証もご持参ください。
保険証と合わせて確認させていただきます。
母子手帳(必須)
必要に応じて、成長の記録や過去の頭囲・発達の情報、健診歴なども参考にしながら総合的に判断します。
母子手帳をご持参ください。
他院で撮影した写真や検査結果(お持ちの方)
すでに他院で撮影された頭部の写真やレントゲン・CTの結果があればご持参ください。
経過を比較できるため、診断の精度が上がります。
頭の形外来
よくあるご質問
ヘルメット治療はいつから始めるのが良いですか?
当院では、生後3〜4ヶ月頃を推奨開始期間としています。早めに始めるほど変形改善の可能性が高まります。ただし、6ヶ月を超えて始める場合でも、効果が期待できるケースはありますが、治療期間が長くなったり効果が限定的になる可能性があります。
装着期間はどのくらいですか?
1日21~23時間の装着を推奨します。皮膚の赤み・かぶれ、汗によるトラブルが起こることがあります。装着時間を確保する負担があり、効果には個人差があります。
装着中に生活の制限はありますか?
基本的には日常生活に大きな制限はありません。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 気になる部位に発赤・かぶれが出たら当院までご相談ください
- ヘルメットは適切に着脱できるように設計されていますが、強い圧迫感を感じる場合は無理をせず当院までご相談ください。
費用はどれくらいかかりますか?
440,000円(税込)です。ヘルメットの発注時に一括でお支払い。治療中の調整や診察に追加費用はかかりません。
初診から、病気の診断がつく、または病気が否定されるまでは保険診療です。ヘルメット治療 は自由診療(保険適用外)です。
効果が出る子と出にくい子の違いは?
個人差は大きいですが、主な要因には以下があります。
- 開始時期が早いほど改善しやすい
- 変形の度合い(重度であれば改善に時間または限界がある)
- 赤ちゃんの頭の成長スピード・骨の可塑性
- 装着遵守状況(装着時間・適切な調整)
自然に治りますか?
軽度の場合は自然改善が起こることがありますが、重度の変形例の約7割は自然経過でも改善が乏しいとする報告もあります。また、改善が見られないまま放置すると、顔の非対称・後頭突出など見た目への影響が残る可能性があります。早期診断・評価を受けておくことをおすすめします。
病気を否定すると言いますが、どんな病気ですか?
赤ちゃんの頭の骨は複数の骨片で構成されており、それぞれが「縫合線」という線でつながっています。正常より早く縫合線が閉じてしまうと頭蓋縫合早期癒合症という状態になり、それによって頭蓋が拡張できず変形を引き起こす可能性があります。当院では、必要に応じて画像検査を紹介し、そのような病的原因がないかを慎重に評価します。
医療費控除の対象になりますか?
当院では「医師が常に介在するヘルメット治療」であるという理由で、医療費控除の対象になるという考え方を前提にしています。ただし、最終的には税務署の判断となるため、控除対象として認められなくなる可能性もゼロとは言えません。
製品はすべて取り扱っていますか?
国内で医療機器承認を取得した「babyband」(最新モデル)を使用しております。ただし、自院で取り扱っている製品に限らず、他社製品のメリット・デメリットについても公平な視点で情報提供いたします。最適な選択をできるよう、ご家族と一緒に相談しながら方針を決めます。
※すべてのヘルメットの説明を網羅しているわけではありません。
赤ちゃんの頭の形で
お悩みの方へ
「このままで大丈夫なのか」「治療した方がいいのか」
迷っている間にも成長は進んでいきます。まずは一度ご相談ください。医師がしっかり診察し、ご家族と一緒に「後悔のない選択」を考えていきます。